髪の「似合わせ」の基本となるのは「顔型」。ヘアカットやスタイリング、ヘアカラーを工夫して、理想の顔型になるように顔を輪郭矯正することで「似合う」スタイルが作れます。今回は「丸型」「卵型」「面長型」「四角形型」「三角形型」「逆三角形型」の6つの顔型別に髪型・髪色の似合わせポイントをご説明します。

新しい季節になるとヘアスタイルにも変化が欲しくなりますよね?せっかく髪型や髪色を変えるなら、Agnos 青山の「似合わせカット」「似合わせカラー」で、あなたに「似合う」ヘアスタイルにしませんか?

目次

顔型別のヘアカタログ

似合わせヘアで輪郭矯正とは?

似合わせの基本は顔型

美容室・美容院では「似合うヘアスタイル」「似合う髪型」「似合うヘアカラー」「似合うアレンジ」「似合わせカット」「似合わせカラー」「似合わせスタイリング」など、「似合う」「似合わせ」という言葉がよく使われます。では「似合う」「似合わせ」とは具体的にどのような意味なのでしょうか?

髪の「似合わせ」の基本となるのは「顔型」です。髪型や髪色によって顔の輪郭が「理想の顔型」に近くなるほど、そのヘアスタイルは「似合う」と認識されるようになります。つまり「似合わせ(似合わせる)」とは、多くの場合、顔の輪郭矯正(補正)で「理想の顔型に近づける」という意味なのです。

もちろん実際は顔型以外の色々な要素も見て何が似合うかを判断しますが、顔型は「似合う」ヘアスタイルを決める最も重要なポイントの一つといえます。

理想の顔型は「卵型」

ヘアスタイルでいう「似合わせ」とは、多くの場合、顔の輪郭矯正で「理想の顔型に近づける」という意味、と説明しましたが、そもそも顔の輪郭矯正で目指す「理想の顔型」とはどのような顔型なのでしょうか?

一般的に「理想の顔型」は「卵型」であるといわれています。卵型は、全体的に曲線を帯びていて目立つ癖がなく、縦横のバランスの良い標準的な顔型です。そして見た目が卵型に近くなるほど、その人に「似合う」と認識されることが多くなります。つまり「似合う」ようにするとは「卵型」に近づけること、ともいえます。

美容室・美容師の提案する「似合わせ」とは?

美容師が提案する顔型別の「似合わせ」とは、髪の長さ、質感、ボリューム、カットスタイル、ヘアカラーなどを顔型別に工夫することで、顔の輪郭を視覚的に補正して「理想の顔型」に近づけようとするものです。顔型別の輪郭矯正で「理想の顔型」に近づくような髪型・髪色にすると、その人に「似合う」ヘアスタイルができあがります。

それぞれの美容室・美容院、また個々の美容師によって呼び方や定義は様々ですが、「輪郭矯正カット」「骨格矯正カット」「似合わせカット」「小顔カット」などと呼ばれるもののほとんどは、この顔型別の輪郭矯正(補正)の考え方に基づいています。

美容室・美容院で自分に「似合う」ヘアスタイルを見つけるためには、まず自分の顔型を把握することがとても大切です。もちろん輪郭だけで美人かどうかは決まりませんが、自分の顔の形や特徴を正しく理解することで、輪郭の気になる部分を上手くカバーしつつ、なりたいイメージを実現しやすくなります。

似合わせカット&似合わせスタイリングで輪郭矯正!

ヘアカットやスタイリングで顔の輪郭矯正をするには、単純に気になる部分を隠したり他のものを強調して注意を逸らすだけでなく、目の錯覚による視覚効果も利用します。髪でフェイスラインを隠す、アシンメトリーにして目の錯覚を誘う、長く・広く見せたい部分の周りに髪のボリュームを出すなど、様々な方法があります。

よくいわれる「ひし形シルエット」で小顔に見せるという方法も視覚効果を利用したものです。同じ面積でも正方形よりひし形のほうが大きく見えることが知られています。髪をひし形に近づけることで顔周りの髪にボリュームを持たせたように見せると、髪との対比で顔が小さく見えるのです。

似合わせカラー(デザインカラー)で輪郭矯正!

美容室・美容院での顔の輪郭矯正(補正)というと、ヘアカットやスタイリングなど「髪型」が注目されることが多いのですが、複数の色を使ったヘアカラーで「髪色」を上手にデザインすれば、色による目の視覚を利用して顔の輪郭を矯正することもできます。

目の錯覚には、明るい色は大きく近く、暗い色は小さく遠く見えるという特徴があります。長く・広く見せたい部分の周りの髪をを明るく、反対に短く・狭く見せたい部分の周りの髪を暗くすれば、色の効果で顔を理想の顔型に近づけることができます。また、ハイライトやローライトを工夫すれば、顔に髪で影を作って細く見せたり、髪に立体感を持たせて小顔に見せたりすることも可能です。

顔型の種類と顔型診断

主な顔型は6タイプ

主な顔型は「丸型」「卵型」「面長型」「四角形型」「三角形型」「逆三角形型」の6つに分類されます。四角形型は「正方形型(スクエア型)」と「長方形型」に、逆三角形型は「逆三角形型」「ハート型」に分類されることもあります。さらに逆三角形型の変形として「ダイヤモンド型」が区別されることもあります。

注意点は、多くの方は複数の顔型の特徴を持つ「ハイブリッド型」であるということです。例えば、顔の上半分は四角形で下半分は丸型だったり、卵型と丸型の間の特徴を持っていたりと、必ずしも一つの顔型だけにきっちりと分類される方ばかりではありません。

また、顔型は年齢によって変化しますので定期的なチェックも必要です。幼児は顔の下半分が短く小さいのが一般的ですが、成年になると咀嚼器官が発達して顔の下半分が長くなり、歯も乳歯の20本から永久歯の32本へと増えるので口幅も大きくなります。さらに中高年になると筋肉がたるみ、頬の肉付きや顎のラインが変化します。年齢を重ねるにつれ丸ベースの顔が少なくなり、四角ベースの顔が増えてくるといわれています。

あなたの顔型は何型?

顔型診断のポイントとなるのは「顔の輪郭の形」と「顔の縦横比率」の二つです。顔の輪郭の形とは、髪を持ち上げて額を出したときに見える生え際から顎を一周する輪郭の形です。顔の縦横比率は、目の下の耳から耳までの水平線の幅と、額の生え際から顎先までの鼻を通った垂直線の長さの比率で判断します。

自分の顔が何型に当てはまるのかは、次の二つのステップで判定できます。

Step 1: 顔の輪郭の形は?

顔の輪郭が、①丸いか、②四角いか、③三角形か、④逆三角形か、を確認します。

① 顔の輪郭が丸い
頬骨のあたりが顔の中で最も幅広いものの、額、頬骨、顎の幅に大きな違いはなく、全体的に角がなく丸く曲線を描いている場合は「丸型」「卵型」「面長型」のいずれかです。→ステップ2へ
② 顔の輪郭が四角い
顎のエラが張っていて、額、頬骨、顎の幅がほぼ同じ場合は「四角形型」です。顎先が尖っているように見えてもエラから顎先への角度は緩やかです。形によっては「ベース型」とも呼ばれます。縦横比率によって「正方形型(スクエア型)」と「長方形型」に分類されることもあります。
③ 顔の輪郭が三角形
顎が顔の中で最も広く、額が最も狭い場合は「三角形型」です。「洋梨型」や「下膨れ型」と呼ばれることもあります。
④ 顔の輪郭が逆三角形
顔の中で額が最も広く、尖った顎先に向かって徐々に細くなっている場合は「逆三角形型」です。生え際が富士額の場合は特に「ハート型」と呼ばれることもあります。逆三角形型に似ている顔型で、頬骨の部分が最も広く、額と顎が狭い顔型を「ダイヤモンド型」と区別することもあります。

Step 2: 顔の縦横比率は?

顔の(A)耳から耳までの横幅と(B)生え際から顎先までの縦の長さを比較して、顔の長さが①短いか、②平均的か、③長いか、を確認します。

① 顔の長さが短い
横と縦の比率が1:1に近い(ほぼ同じ)場合は「丸型」です。
② 平均的な縦横比率
横と縦の比率が約1:1.5(1.4~1.6程度)の場合は「卵型」です。
② 顔の長さが長い
横と縦の比率が1:2に近い長い場合は「面長型」です。

縦横比率は平均的な「横:縦=1:1.5」程度がバランスの良い比率と考えられています。人種によって多少好みは異なり、白人は縦に長く大人っぽく格好良い印象を与える「黄金比=約1:1.618」を、黄色人は横に長く子供っぽく可愛い印象を与える「白銀比=約1:1.414」に近い比率を好む傾向があるようです。

丸型(丸顔)に似合う髪型・髪色

丸型の特徴

丸型の顔型は、額にも顎に目立った角はなく、全体的に丸く円に近い形をしています。頬骨の部分が最も広く、頬骨から額と顎先に向かって曲線を描きながら少しずつ狭くなっていく顔型です。額、頬骨、顎の横幅に大きな違いはありません。顔の横と縦の比率は1:1に近く、ほぼ同じです。

丸さや横幅が気になる丸型は、輪郭矯正で「丸く見せない」「細長く見せる」スタイルを意識します。

丸型におすすめの似合わせカット&スタイリング(①全体 ②サイド ③前髪)

トップに動きを出して高さをプラス→縦の長さを強調する

トップを立ち上げて縦の長さを強調すると顔を細長く見せることができます。丸いからといって必要以上に顔を隠すと、縁取り効果で余計に丸く見えるので要注意。ほっそり見せたいのであれば、顔をある程度出して上に高さを作ったほうが効果的です。水平方向のボリュームは横幅を強調してしまうのでNGです。

全体的には不揃いで粗めの質感を出すと丸さが目立たなくなります。くせ毛風パーマや粗めのレイヤーで束感や動きを出すのがおすすめ。反対に、お人形風のツヤのあるボブなど、頭の形がはっきりわかる髪型は丸さが更に強調されます。レイヤーのないロングヘアも頬の丸さが注目されるので避けましょう。

耳より前の髪を「ひと束」残す→頬を隠して細く見せる

丸型を矯正するには、耳より前に頬に沿った髪を少し残すことが重要です。少なくとも一方の耳の前に目尻と頬を隠すように「ひと束」髪を垂らしましょう。頬を全部隠さなくても「ひと束」で顔の横幅を視覚的に区切ることで、円形の輪郭の端が切られて途中で終わっているように錯覚させることができます。

どんなスタイル、レングスの場合でも、耳より前の「ひと束」にレイヤーを入れたり短く切ったりしないことが大切です。ショートの場合にも、少なくとも他のセクションの髪と同じ長さは残すようにします。この「ひと束」を切ってしまうと、顔の輪郭が全部見えて丸さが強調されてしまうので要注意です。

前髪はサイドパートで額を見せる→縦のラインを強調する

前髪はサイドパートがおすすめ。分け目を左右どちらかの端に寄せて、顔の実際の高さから注意を逸らしましょう。さらに額の上の髪を一旦持ち上げて頬に被せれば、顔をより細く見せることが可能です。長めの前髪を撫で付けて頬にかかるように横に流すスタイルも頬の幅を矯正してくれます。

顔のパーツが左右対称ならばセンターパートでもOKです。ただし真ん中で分けると顔の長さが分かりやすくなってしまうので、縦長に見せるためには前髪を長めにして頬を隠すように工夫します。前髪が短いとハの字の髪で頬の幅がさらに強調される恐れがあるので注意です。

前髪を下ろす場合は、額を全て隠すのではなく、額を見せるように髪に少し隙間を作って顔の縦の長さを強調します。額が透ける長めの「シースルーバング」や束感を出した前髪も縦長効果があります。短いパッツン前髪は丸顔を強調してしまうので避けましょう。

丸型におすすめの似合わせカラー(デザインカラー)

頬の周りを暗くする→暗い色で顔を細く見せる

丸型の顔を細長く見せるには、ヘアカラーで頬の周りを暗くするのが効果的。耳から毛先にかけて内側に暗めの「ローライト」を入れると、顔の両側にできる陰影が顔をほっそりと矯正してくれます。さらにトップと毛先を中心に明るめの「ハイライト」を入れれば、縦のラインが強調されて顔が長細く見えます。フリーハンドで色味を入れていく「バレイヤージュ」のテクニックを使って必要な場所に明暗を入れていくのがおすすめです。

丸型におすすめの似合わせヘアアレンジ

トップにボリュームを出したアップスタイル→縦長に見せる

アレンジヘアのおすすめは、高めの位置にボリュームのあるポニーテール。トップに大きめのお団子を作るのも効果的です。トップにボリュームを出すと、顔のシルエットが縦長に見えて丸さが目立たなくなります。耳の前には顔に沿って自然なゆるい毛を「ひと束」残して、顔が細く見えるようにしましょう。

卵型に似合う髪型・髪色

卵型の特徴

卵型の顔型は、全体的に丸みを帯びた綺麗な楕円形で、額にも顎にも目立つ角はありません。頬骨が最も幅広いものの、額、頬骨、顎、それぞれの横幅に大きな違いはなく、頬骨から額と顎先に向かって曲線を描きながら少しずつ狭くなっていきます。顔の横と縦の比率は1:1.5程度で、理想的なバランスの顔型といわれます。

基本的にはどんな髪型・髪色も似合う卵型ですが、理想の顔型であるからこそ「理想の輪郭・バランスを崩さない」スタイルを意識することが重要です。

卵型におすすめの似合わせカット&スタイリング(①全体 ②サイド ③前髪)

卵型を生かしたシルエット→理想の輪郭を生かす

「完璧な顔型」ともいわれる卵型。バランスが良く、丸すぎたり、長すぎたり、細すぎたり、角ばりすぎたりしていない卵型には、あえて隠す部分や強調すべき部分がなく、基本的にはどんな髪型も似合います。なりたい雰囲気に合わせてスタイリングを変化させることで、色々な表情が楽しめる顔型です。

大人っぽくかっこいい綺麗めスタイルにしたいときは、トップにボリュームを持たせて縦のラインを強調します。反対に、前髪を作ってサイドをふんわりさせると、横のラインが強調されて子供っぽくかわいい印象になります。やりすぎると面長や丸顔に見えてしまうのでバランスが重要です。

ほとんどの髪型が似合う卵型ですが、その人に本当に似合う髪型にするには顔立ちも考える必要があります。頭の形、鼻の高さ、頰の高さ、首の長さ、目の間隔、額の高さ、耳の形、生え癖、目の大きさなど、顔型だけでなく顔のパーツや頭の形なども見極めて、さらに魅力的なヘアスタイルを目指しましょう。

サイドは頬を隠しすぎない→完璧な縦横比率を崩さない

そのままで理想的な形の卵型の場合、サイドの髪で顔を隠してしまうと顔が細長く見える場合があります。特に前髪なしのセンターパートは要注意です。理想の比率を維持するには、片側の髪を耳にかけるなど、少なくとも一方の頬骨を出して頬を隠しすぎないように意識します。

重め流し前髪で輪郭を縁取る→卵型を強調する

卵型に特におすすめの前髪はサイドパート。少しボリュームを出しつつサイドになでつけた重めの前髪は、ダウンスタイルだけでなくアップスアイルにも良く映えます。ボリュームが少なすぎると、せっかくの卵型が短く見えるので、ボリュームを出したくない場合には分け目を少し中央に寄せます。

顔のパーツが左右対称の場合はセンターパートでもOKです。ただし、真ん中分けは面長に見えやすいので、長めの前髪を外側に向かって流す「カーテンバング」にするなど、頬を隠さない工夫をしましょう。顔の左右が非対称の場合、センターパートは非対称さが目立つので注意が必要です。

丸顔に見えがちな重めのパッツン前髪にする場合は、トップに少しボリュームを持たせつつ、サイドのボリュームを抑えると綺麗な卵型をキープできます。丸さが気になる場合には、バランスを見ながら、顔にかかるサイドの髪の毛を調整して理想の輪郭を作ります。

卵型におすすめの似合わせカラー(デザインカラー)

立体感や艶をプラスする→卵型の魅力をさらに引き出す

卵型は、ヘアカラーで輪郭矯正を意識する必要のない理想的な顔型です。ただし、どこか一部分を明るくしすぎたり、暗くしすぎたりすると、せっかくの完璧なバランスが崩れてしまうので注意します。「ハイライト」や「ローライト」などのデザインカラーで、全体的に奥行きや質感、艶を出して、卵型の魅力より引き立たせましょう。顔を華やかに見せたい場合は、生え際に沿って顔周りに明るめの色を入れると効果的です。

卵型におすすめの似合わせヘアアレンジ

自由に選択可!→なりたい雰囲気に合わせたスタイルを

アップスタイルにはバランスが大切ですが、卵型は他の顔型のように輪郭を隠したりソフトに見せたりする必要がないため、アレンジの自由度が高く様々なスタイルを楽しむことができます。シニヨン、三つ編み、トップノット、タイトにまとめたスタイルなど、ほとんどのセットやアレンジが似合います。

面長型に似合う髪型・髪色

面長型の特徴

面長型の顔型は、卵型に似ていますが、横と縦の比率が1:2程度と卵型に比べて縦が長いのが特徴です。額、頬骨、顎の横幅はほぼ同じで、額と顎先に向かって曲線を描きながら少しずつ狭くなっていきます。全体に丸みを帯びていて、額にも顎にも目立った角はありません。

顔が細長く見える面長型は、髪型・髪色で「長く見せない」「幅広に見せる」スタイルを目指します。

面長型におすすめの似合わせカット&スタイリング(①全体 ②サイド ③前髪)

水平方向にボリュームをプラス→横幅を広く見せる

面長型の顔型には、水平方向にゆったりとした動きのあるヘアスタイルがおすすめです。横方向に丸みや動きをもたせることで、細く長めの顔も幅広に見せることができます。スタイリング時にも、高さではなく横幅を出すように意識することが重要です。

理想的なのは横幅を自然に出せる巻き髪スタイル。カールを作る際には、髪が顔にかからないように、全体のシルエットが幅広く見えるように気をつけます。頬骨に沿う形で顔周りに大きめウェーブを作るのも効果的。頬骨と耳の周りにウェーブの一番広い部分が来るようにすると、丸く横長に見せられます。

ストレートヘアの場合は必ずレイヤーを入れましょう。サイドバングとサイドを上手くつなげて頬骨が出るようにカットすれば、縦長のラインが目立たなくなります。レイヤーのないストレートスタイル、特にかっちりしたボブや滑らかなロングは縦のラインが強調されてしまうので避けたほうが無難です。

サイドは頬骨・耳を出す→横幅を隠さず強調する

頬骨の周りはすっきりと出して、顔が必要以上に細く見えるのを避けましょう。仕上げにドライヤーの風を顔の周りに当て、顔に髪がかからないようにホールドします。片耳を出して肩より上の髪の毛を全て一方に寄せた「片寄せスタイル」もおすすめ。耳を出すと頬をさらに幅広に見せることができます。

髪型ではないですが、ぶら下がるタイプのピアスやイヤリングを着けることでも、全体のシルエットを横長に錯覚をさせることができます。特に自分の肌のトーンに似た色を着けると効果的です。頬の幅が横に延長したように見せることで、縦長の顔の輪郭を丸く矯正してくれます。

前髪を下ろして額を隠す→縦の面積を短く見せる

顔の長さが気になる面長型は、長めの前髪を作って下ろしましょう。前髪で額を隠すことで顔の縦の面積が少なくなり、視覚的に顔を短く見せられます。さらにサイドバングを長めにして頬の上の部分を隠すようにすれば、頬から顎先までの距離を実際よりも短く感じさせることができます。

真ん中分けのセンターパートは、縦の面積が増えるだけでなく、楕円の頂点が意識されることで縦の高さが強調され、顔がより長く見えてしまいます。前髪を流したい場合は、深めのサイドパートにして縦の長さから注意を逸らすようにします。オールバックや前髪のないスタイルも避けたほうが賢明です。

面長型におすすめの似合わせカラー(デザインカラー)

頬骨の周りを明るくする→明るい色で顔を幅広く見せる

縦長の面長型は、ヘアカラーで頬骨の周りを明るくして幅広効果を狙います。耳の上から毛先にかけて表面に髪をくしで縫うようにすくう「ウィービング」で細かい筋状の「ハイライト」を入れ、顔周りはこめかみから頬にかけて一段明るめの色を入れて顔を縁取れば、髪に立体感を出し、顔を幅広に見せることができます。さらにトップの根元と顎先から下の内側は影を作るように暗くすると縦の長さが目立たなくなります。

面長型におすすめの似合わせヘアアレンジ

サイドでまとめる→水平方向のボリュームで幅広効果を狙う

顔の長さをカバーするには、髪をバックではなくサイドでまとめると効果的です。サイドにふんわり感を出しつつ、顔まわりに編みこみアレンジをプラスすると、さらに縦長感を軽減できます。縦ではなく横にボリュームを出すのがポイント。前髪はアップにせず、額を隠して顔の長さを分かりにくくしましょう。

四角形型(スクエア型・長方形型)に似合う髪型・髪色

四角形型の特徴

四角型の顔型は、顎のエラが張っていて額も四角く、全体が角ばって見えるのが特徴です。額、頬骨、顎の横幅はほとんど同じです。顔の縦横比の違いによって「正方形(スクエア型)」と「長方形型」に分類されることもあります。また顎が尖って見える場合には「ベース型」として紹介されることもあります。

角ばった印象の四角形型は、「角を目立たせない」「ソフトに見せる」ことを意識して輪郭矯正をします。

四角形型におすすめの似合わせカット&スタイリング(①全体 ②サイド ③前髪)

縦長ひし形シルエットを目指す→四角い輪郭を打ち消す

四角形型の顔型矯正には、トップ高めの縦長ひし形シルエットが効果的。トップを立ち上げつつ耳の横当たりにボリュームを出して「ひし形」を作るようにすると、四角い輪郭を打ち消して、額やエラから視線を逸らすことができます。全体的に丸みのあるラインを作って柔らかさを強調するのがポイントです。

おすすめはレイヤーにウェーブやカールを組み合わせた動きや立体感のあるヘアスタイル。ふんわりしたウェーブやカールで曲線を印象づければ、四角形型の角ばった輪郭もソフトに見せられます。反対に、動きのないストレートヘアは、四角っぽさを強調してしまうので避けたほうが無難です。

サイドの髪に動きを持たせる→顎のエラを隠す

サイドには動きを持たせて顎のエラを隠します。フェイスラインに多めにレイヤーを入れれば、角を削るような効果が得られます。ゆるめの自然なウェーブやカールを顔にかかるように内側にカーブさせて顎のエラを隠すのもおすすめ。レイヤーのないストレートヘアは角を目立たせてしまうのでNGです。

重めの前下がりのボブも角ばった顎の形を矯正するのに有効です。サイドの髪が重みで自然に前に落ちてきて、気になる顎のエラを隠してくれます。横幅も気になる「正方形型(スクエア型)」の場合は、頬に沿ってサイドの髪を垂らすことで顔の横幅もカバーすることが可能です。

顎のエラに加えて顔の長さが気になる「長方形型」の場合は、頬の辺りを出すようにレイヤーを入れて横幅を強調します。面長型と同様に、レイヤーでサイドバングとサイドが上手くつながるようにカットしておけば、エラを隠しつつ頬を出して縦長のラインを目立たなくすることができます。

前髪は曲線を意識して横に流す→四角い輪郭を緩和する

前髪は横に流して顔の周りに柔らかい曲線を描くようにすると、顔の輪郭の四角さが緩和されて角が目立たなくなります。サイドパートの重めの前髪を目を縁取るように流せば、顎よりも前髪と目に注意を向けることもできます。目に注目させるという意味では、アイメイクで目元を強調するのも効果的です。

直線的で重いパッツン前髪は、顎が余計に角ばって見えるのでおすすめしません。前髪を下ろす場合には、毛先を不揃いにしてサイドに丸みを持たせます。目にかかる長さの「カーテンバング」でもOKです。外側に向かって前髪を流すことで曲線がプラスされ、顎のラインをソフトに見せることができます。

四角形型におすすめの似合わせカラー(デザインカラー)

複数トーンのヘアカラーを重ねる→輪郭をソフトに見せる

四角形の顔型には、複数トーンを使った筋状のヘアカラー「ウィービング」を使って柔らかさを演出します。こめかみから顎にかけて角の周りを中心に「ハイライト」と「ローライト」を重ねて入れると、複雑な陰影で立体感と柔らかさを出すことができ、角ばった輪郭もソフトに見せられます。顔をほっそりさせたい場合には、顔の両側に影を作るように暗めの色を入れて奥行きを出すと効果的です。

四角形型におすすめの似合わせヘアアレンジ

ゆるふわ柔らかいアップスタイル→角をソフトに見せる

ゆるめのシニヨンやポニーテールは、四角い輪郭と馴染んでソフトなフェミニンさを出すことができます。ほつれた感じで顔周りにゆるく毛束を垂らせば、顎のラインが目立たなくなり、視覚的に四角を柔らかく見せることができます。タイトにまとめると顎のラインが強く見えてしまうので注意が必要です。

三角形型に似合う髪型・髪色

三角形の顔の特徴

三角形の顔型は、額よりも顎の幅が広いのが特徴です。顎が顔の中で一番広く、額に向かって狭くなっていきます。顎のラインは角ばっていることも丸味を帯びていることもあり、「洋梨型」や「下膨れ型」とも呼ばれる顔型です。顔の縦横比には様々なケースがあります。

上下のバランスが気になる三角形型は、「頬と顎を細くみせる」「バランス良く見せる」ことを目指します。

三角形型におすすめの似合わせカット&スタイリング(①全体 ②サイド ③前髪)

上半分のボリュームでIラインを目指す→バランス良くする

下膨れの三角形型の顔型を卵型に近づけるには、全体のシルエットが均一になるように頭の上半分をたっぷりさせ、幅広い下半分とバランスさせることが大切です。Iラインを意識して、トップ、ハチ、こめかみの辺りにボリュームを持たせるようにします。

三角形型をバランス良く見せるにはレイヤースタイルがおすすめです。耳の上の辺りには短めのレイヤーを入れてボリューム出しつつ、毛先に向かって毛量を少なくすると、綺麗なIラインを目指せます。レイヤーを入れる際には顔が髪に埋もれすぎないように気をつけましょう。

パーマも広い顎の幅を目立たなくさせるのに有効です。カールやウェーブがあれば、顔の上半分にボリュームを持たせつつ、頬より下の髪を内側にカーブさせることで顔の下半分を上手に隠すことができます。顎先レングスのストレートや外巻きスタイルは、顔の下半分のボリュームを強調してしまうのでNGです。

耳より前に「ひと束」残す→頬と顎を隠して細く見せる

三角形型も丸型と同じ耳より前の「ひと束」ルールに従うことが重要。目尻と頬を隠すように、耳の前に「ひと束」髪を垂らしましょう。頬と顎を全部隠さなくても「ひと束」で顔の横幅を視覚的に区切ることで顔が途中で終わっているように錯覚させ、下半分のボリュームを最小限に抑えることができます。

この「ひと束」を切ってしまうと、顔の輪郭が全部出てしまい、下膨れが強調されるので要注意です。どんなスタイル、どんなレングスの場合でも、耳より前の「ひと束」にレイヤーを入れたり短く切ったりしないこと。ショートの場合にも、他のセクションの髪と同じ長さは残すようにします。

深めのサイドパート→顔の形を卵型に見せる

分け目は深めのサイドパートがおすすめです。前髪を深めの横分けにすると、顔の実際の高さや横幅から注意を逸らして、気になる顎の幅も目立たなくすることができます。髪の毛の少ない側にも耳の前に少しサイドの髪を出すようにするのがポイント。髪を頬に沿って残すことで顔の輪郭を分かりにくくします。

顔のパーツがが左右対称ならばセンターパートもOK。サイドの髪は耳にかけず頬を隠すことで、三角形を卵型のように見せられます。前髪は少し後ろに、サイドは少し前に持っていくように意識すると、額は広く、顎は細く、全体のバランスが良くなります。髪で顔を隠しすぎないように気をつけましょう。

三角形型におすすめの似合わせカラー(デザインカラー)

頬と顎の周りを暗くする→色の対比でバランス良く見せる

三角形型の顔をバランス良く見せるには、横幅が気になる頬と顎の周りをヘアカラーで暗くします。顔の下半分に影を作るように耳から毛先にかけて内側に暗めの「ローライト」を入れると、顔の両側の陰影が顔をほっそり矯正してくれます。さらにトップと額の生え際に「ハイライト」を入れて顔の上半分を大きく見せれば、全体がIラインに近づきます。全体的に複数色を使って立体感を出し、輪郭から注意を逸らすのも効果的です。

三角形型におすすめの似合わせヘアアレンジ

ボリュームのあるトップノット→全体のバランスを取る

三角形型には、たっぷりしたトップノットがおすすめ。高めの位置にボリュームのあるお団子を作ると、全体のシルエットが楕円形に見え、顎の広さが緩和されます。さらに顎先レングスのレイヤーや前髪を頬に沿って垂らすと頬と顎の形が矯正できます。タイトにまとめると顎がさらに広く見えるので要注意です。

逆三角形型に似合う髪型・髪色(ハート型・ダイヤモンド型の注意点)

逆三角形型の顔の特徴

逆三角形型の顔型は、広い額と尖った細い顎が特徴です。顔の中で額が最も広く、頬骨から尖った顎先に向って横幅が徐々に狭くなっていきます。生え際が富士額の場合は特に「ハート型」と呼ばれることもあります。また額も狭い顔型を「ダイヤモンド型」と区別することもあります。顔の縦横比には様々なケースがあります。

尖った細い顎と広い額が気になる逆三角形型は、「顎を細く見せない」「額の幅を目立たせない」ことを意識してスタイルを作ります。

逆三角形型におすすめの似合わせカット&スタイリング(①全体 ②サイド ③前髪)

Aラインシルエットで顎周りに重心を置く→幅広く見せる

逆三角形型は、顎の辺りに重心が来るようなAラインシルエットを目指します。顎周りにレイヤーを入れてウェーブやカールをプラスすると、細く尖った顎も幅広く柔らかく見せられます。毛先を軽く外ハネにしたり、不揃いにするのも効果的。トップにはボリュームを出して額の広さが目立たないようにします。

顎先から肩の長さのボブは、レイヤーで顎の辺りに重心を作りやすく、逆三角形型におすすめのヘアスタイルです。前上りボブでもOKです。顔周りのレイヤーは顔を縁取って卵型に近づけてくれる効果もあります。レイヤーのないストレートボブは逆三角形を強調してしまうのでNGです。

顎のラインを出す→顔の下半分を出して横幅を強調する

逆三角形型が顎のラインを隠してしまうと、顔の下半分が必要以上に細く寂しげに見えるので注意が必要です。スタイリングの際には、顎全体を出すようにドライヤーで形づけたり、サイドの髪の毛を耳に掛けたりして、顔に髪がかかりすぎないように意識します。

髪の長さがある程度ある場合は、片側の髪を耳に掛けて押さえ、反対側の髪を肩の前に垂らした「片寄せスタイル」がおすすめです。片寄せにして顎をしっかり出すことで横幅を強調して広く見せることができます。さらにカールで動きとボリュームを出すと華やかな印象を与えることが可能です。

サイドパートの重め流し前髪→尖った顎を目立たせない

おすすめの分け目は深めのサイドパート。特に目を縁取るような重めの流し前髪は、尖った顎から注意を逸らす効果大。額の横幅が気になる場合は、生え際は中央近くから分けて、後頭部に向かって片側に寄せるように斜めに分け目を作ると、深めの横分けに見せながら左右の額を上手く隠すことができます。

センターパートは顔の形が分かりやすくなるだけでなく、両側の頬が隠れると細い顔がさらに細く見えるので工夫が必要です。特にストレートのセンターパートは要注意。真ん中で分けるときは、片側を耳にかけたり、眉下から外側に流す「カーテンバング」にするなど、顎のラインを出すように意識します。

前髪を下ろす場合は、ソフトな丸みのあるハーフムーン型やサイド長めの不揃いバングにして、額の幅を矯正しつつ柔らかさを演出します。カール感を出すのも効果的。重めの直線的なパッツン前髪は、逆三角形を強調してしまうので避けましょう。特に前髪の幅を広めに取ると額の幅が目立ってしまいます。

逆三角形型におすすめの似合わせカラー(デザインカラー)

顎の周りを明るくする→顎を丸くソフトに見せる

顎先に向かって狭くなった逆三角形の輪郭を卵型に近づけるには、ヘアカラーで顎の周りを明るくするのが効果的です。耳から顎の輪郭に沿って明るめの「ハイライト」を入れると、尖った顔の下半分を丸くソフトに見せることができます。耳から毛先にかけて徐々に色を明るくしていく「グラデーションカラー」もおすすめ。明るめのヘアカラーには、寂しげに見えがちな細めの顔を華やかに見せる効果もあります。

逆三角形型におすすめの似合わせヘアアレンジ

ハーフアップ&カールorウェーブ→顎周りにボリュームをプラス

カールやウェーブをプラスしたハーフアップは、細い顎をふっくら華やかに見せてくれます。シニヨンやポニーテールの場合は、低めの位置でまとめ、顔の周りに柔らかい毛束を残してバランスを取ります。尖った顎先を強調しないように、頭の上半分はゆったりさせすぎないのがポイントです。

ハート型・ダイヤモンド型の注意点

生え際が富士額の「ハート型」と額と顎の両方が狭い「ダイヤモンド型」は、どちらも尖った細い顎を矯正するという点で「逆三角形型」の似合わせポイントが参考になります。ただし、額の形は異なるので以下の点に注意します。

ハート型の場合

富士額が特徴のハート型は、前髪のスタイリングに工夫が必要です。分け目を作るときは、無理に真ん中で分けようとせず、どちらか少しでも片側に寄せると、富士額が目立たなくなり、分け目の髪をふわっとさせることができます。あえて富士額を出したフェミニンな編み込みも可愛く仕上がるのでおすすめです。

ダイヤモンド型の場合

額が狭く、頭も小さいことの多いダイヤモンド型の場合は、顎の周りだけでなく、ハチの部分にもボリュームを持たせて全体のバランスを取ります。また、額が狭く前髪が下に落ちてきやすいので、顔が細く見えないように、顎のラインを出すようなレイヤーを入れることが大切です。

前髪をサイドパートにする場合には、分け目を生え際深めの斜めにするのがポイント。おでこの生え際は深めに分けつつ、後頭部に向かって分け目が頭の中央にくるようにすれば、額の狭いダイヤモンド型でもバランスの良い前髪を作ることができます。

センターパートの前髪なら、ダイヤモンド型の生え癖に逆らわずにまとまる「カーテンバング」がおすすめです。カーテンバングなら、上側か外側に向かって生えていることが多いダイヤモンド型の前髪も上手くスタイリングできます。

Agnos 青山の似合わせスタイル

顔型の判定方法を見ても自分の顔型がどれか良く分からないという方は、ぜひ一度、Agnos 青山にいらしてください。自分のことは実は自分ではわかりにくいもの。毎日何人ものお客様の顔と髪型を見ているプロの美容師が、あなたの本当の顔型をじっくり診断させていただきます。

また、仮に顔の輪郭が同じでも、目・鼻・口など顔のパーツの形やそれぞれのパーツの配置などよって顔全体のイメージはかなり変わってきます。顔型による判定は一つの判断基準にすぎません。実際には顔型以外にも色々なものを見て本当の「似合わせ」を判断する必要があります。

Agnos 青山では、経験豊富な美容師が、顔型(顔の輪郭)だけでなく、頭の形、顔の骨格、髪質、生え癖、肌色(パーソナルカラー)、顔のパーツやその配置、メイクアップとのバランスなど、様々な特徴を見極め、お客様お一人おひとりに「似合う」「似合わせ」ヘアスタイルをご提案しています。

「似合わせカット」「似合わせカラー」が気になる方はぜひ一度ご相談ください。

ヘアデザインメニューの詳細はこちら 

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